FC2ブログ
<会社の正体! オレの仕事内容>・3



「それはホラ、若様の好みが分からなかったから、とりあえず社長とあたし達、秘書連中で良いのを集めてみたの」
 オレの好みってこんなに広いと思われているのか…。
 今まで付き合ったのはせいぜい歳の差2つまで。
 言っておくが、オレはノーマルだっ!
 ロリ好みとか熟女好きではない!
「で、どお? 好みの娘がいなかったら、別のファイルもあるけど」
 そう言ってカバンの中から次々とファイルを取り出す。
「えっと…。断る、という選択肢は?」
「ないわね。だって社長命令だもの」
 親父、呪う!
 オレは渋々ファイルを捲る。
「…でも何でプロフィールとか載っていないんですか? 写真だけって…」
 まるで本当に風俗で女性を選ぶようだ。
「まあ擬似風俗体験だとでも思って。それに女性の年齢を知ろうとはしないほうがいいわよ。命が惜しければ」
 その言葉にザーッと全身の血が下がった!
 梢さん、メガネの奥の目が怖いですっ!
「とっ歳はあんまり気にしないタイプなので…」
「良かった。それで好みはいた?」
「えっと、うんっと」
 一生懸命写真を見るも、風俗なんて経験ないし、こんなふうに女性を選んだこともない。
 うんうん悩んでいると、梢さんが近寄ってきた。
 そしてスッと細い手でオレの頬に触れて、妖艶に微笑んだ。
「それとも…あたしがお相手しましょうか?」
 その眼の迫力に、思わず後ずさった!
「けけけ結構ですっ! オレなんてとてもとても!」
 首を勢い良く右に左に振り回し、慌ててファイルを見る。
 とっとりあえず、誰でも良いから決めないと危険だ!
 オレ自身が!!
 ファイルを3回見たところで、とりあえず眼についた女の子の写真を梢さんに見せる。
「あっあの、この女の子なんてどうでしょうか?」
「アラ、良い娘選ぶじゃない」
 梢さんはオレからファイルを受け取り、じっくり見た。
「この娘、大人気なのよ。やっぱり若様、見る目あるわね!」
 嬉しそうに言って、ケータイ電話をスーツのポケットから取り出した。
「ちょっと待っててね」
 オレに背を向け、数歩歩く。
 そして電話で話し出した。
 …もしかしなくても、すぐにやってくるとか?
 電話はすぐに終わった。
「お待たせ。すぐに来るからね」
 やっぱりっ!
「まあすぐと言っても、三十分ぐらいかかるから。それまでにシャワーを浴びるなり、心の準備をするなり、好きなことしてて」
 そう言って梢さんは片付ける準備を始めた。
「梢さんは?」
「社に戻るわ。若様は今日ここに泊まってもいいから」
 茶目っ気たっぷりに笑われても…。
「あと道具とかは寝室に置いてあるから。銀色のカバンの中ね」
「道具?」
「それじゃあ、頑張ってね~」
 ヒラヒラと手を振り、梢さんは部屋を出て行ってしまった…。
 …マズイぞ、この状況。

スポンサーサイト
[PR]

[PR]

Secret

TrackBackURL
→http://tukimiyamituya.blog55.fc2.com/tb.php/10-ff07a849