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「…若様、さすが社長の1人息子ね。鼻が利くというか、勘が鋭いと言うか…」

口ごもるところを見ると、本当に何かあるらしい。

「まあ正直なことを言うと、彼女をこのままこの会社に関わらせて良いものかどうか、悩んでいるのよ」

「何か問題でも?」

「うん…まあ何回か、夜のお相手もしたことあるんだけどね」

「どっちの頼みで?」

「あっ、彼女からの依頼で。でも何かこう…報告がイマイチだったのよね」

…つまり彼女は自らセックスの相手を求めて、ウチの会社を利用したけれど、満足はしなかったということか?

「それって男性側に問題があったのでは?」

「こっちもそう思って、いろいろ人材を変えてみたの。そうね、3回の依頼があったんだけど、どの報告もちょっと、ね」

「じゃあ彼女はセックスが好きじゃないのでは?」

「それだったら拒否するはずでしょ? ウチは依頼通りに強行するワケじゃないわ。臨機応変に、お客様に対応するもの」

「…それでは彼女の仕事っぷりはどうなんですか? セックスは無しで?」

「1回はあったんだけど…その時の彼女の報告書は何だかね~って感じ。お客様もちょっと引っ掛かりを残していたみたいだし。でも他の仕事はちゃんと立派にこなしてくれるから、こっちも悩んでいるのよ」

「つまり…結果的に言えば、彼女はセックスに対して何らかの悩みがあると」

「ええ」

「なのに素人のオレに任せると」

「そこはホラ、若い人同士の方が良いと思ってね。ちょうど彼女から依頼が来ているし」

「来ているんですか? 依頼」

「…ええ。ただこの結果によっては、彼女の今後を真面目に考えなくちゃいけないでしょうね。セックスが全てじゃないけど、さすがに気乗りしない相手をずっと派遣するわけにはいかないから」

客も相手も、男が自信喪失してしまうしな。

「でもそれなら別の人を派遣した方がいいんじゃないですか? 確か『性』のカウンセラーもいるんでしょう?」

ウチは何も相手ばかりじゃない。

悩みを打ち明ける相手として、ちゃんと資格を持っているカウンセラーも何人かいる。

「残念ながら、全員スケジュールがいっぱいいっぱい★ それに梨奈ちゃんの場合、本当に若い人がなりやすい原因じゃないかって話なの」

「何ですか?」

「まあそれは実際、彼女に会って聞いてみて。だからあたしとしては、ぜひとも若様には梨奈ちゃんを選んでほしいの」
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