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車は地下駐車場に入り、そこで梢さんとはお別れ。

「今回は終わったら連絡してちょうだい」

「分かっていますよ。それじゃあ」

「ええ、頑張ってね」

今回はお泊り無し、時間も制限されている。

逆にそれがありがたい。

時間がせまれば、イヤでも終わらせられる。

…何も女の子との絡みがイヤなワケじゃない。

でもオレはやっぱり、会社の跡継ぎとしての普通の仕事がしたい!

いい加減、こういうのは止めてほしいんだけど…親父と秘書軍団には勝てる気はしない。

命と貞操を天秤にかけて、オレは迷わず貞操を落とす!

それほど恐ろしいのだ、奴らは。

「はぁ…」

早くエラクなりたいものだ。

暗い気持ちになりながら、エレベータに乗り込んだ。

すでに相手はチェックインしているので、オレは部屋に真っ直ぐ行けば良い。

梢さんに教えてもらった階と部屋番号を思い出しながら、再びため息をついた。

部屋の前に来て、梨奈の容姿を思い出す。

長い茶髪は腰まで伸びていて、猫目も茶色だった。

全身の写真を見ると、スレンダーな美人という感じ。

紗雪とは正反対だな。

清楚で可憐という言葉が似合った紗雪。

梨奈はギャル風だな。

…そんな相手と付き合ったことがないオレは、多少なりと緊張していた。

けれど終わらせなければ、オレ自身がいろんな意味で終わらせられる!

オレはインターホンを押した。

<ピンポーン>

最近のラブホはインターホンまで付いているのか。

<ドタバタドタっ>

足音が近付いてきたかと思うと、

<バンッ!>

と勢い良く扉は開かれた。

中から現われたのは、あの写真の女の子・梨奈。

今は丈の短いキャミソールと、腰を曲げたら下着が見えそうなほど短いミニスカートを穿いている。

「若様?」

第一発声は、思っていたより若い声だった。

「うっうん。梢さんから話は聞いているだろう?」

「ええ…。入って」
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