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 うぅっ…。
 余計なことを口走ってしまった。
「ミコをゲットできるなんて、スゴイわよねぇ」
「ホントホント」
「変なところで感心しないでよ。わっわたしだって女の子なんだから、恋ぐらいします!」
 少し拗ねながら言うと、二人はジト目でわたしを見る。
「なっ何?」
「―黒いサラッサラの髪の毛は肩まで伸びていて、白い肌は柔らかくキメが細かい」
 スッと手が伸びてきて、友達の一人がわたしの髪と手を掴んだ。
「それに可愛い童顔なのに、体はグラビアアイドル! それなのに性格は素直で純粋ときたもんだ」
「アタシ達が男だったら、絶対にほっとかないわよね」
 うんうん、と2人は頷き合う。
 たっ確かに髪の毛は肩まで伸びているし、肌は日焼けしにくい体質だから白い。
 …それに幼い顔立ちしているし、友達からはからかわれやすい。
 でも体がグラビアアイドルって…。
 自分の手で軽く体に触れてみる。
 胸はFカップあるけど、お腹とかお尻とか…つり合ってしまっている気がする。
「はぁ~。抱き心地の良い体ね」
 ぎゅっと抱き締められる。
「ちょっとぉ、抱き枕じゃないんだから」
「抱き枕だったら、欲しいなぁ」
 後ろからもぎゅっとされる。
 前後にはさまれるも、女の子の体だからそんなにイヤじゃない。
 柔らかいし、良い匂いもする。
「んもぅ」
「ふふっ。まあ気が向いたら、紹介してよ彼氏」
「そうそう。ちゃんとご挨拶したいしね」
「うっうん…」
 …言えない。
 どんなに仲の良い友達でも、言えないのだ。
 わたしの彼氏のことは。
 いや、正確には親にも言えない。
 紹介もできない。
 だから将来、結婚の問題が出てきたら、本当にどうしようって思う。
 彼とはもう3年の付き合い。
 わたしがまだ中学2年の時に知り合って、付き合いはじめた。
 すぐにその…初体験も済ませた。
 アレから3年…。
 彼と付き合い続けるわたしも、問題大アリだと自覚している。
 だけど別れられない。
 多分彼以外では、満足できない。
 そんなわたしだからこそ、彼の彼女でいられるんだろうな。
 そんなことを思いながら、わたしは深くため息を吐いた。
 今日も学校が終わったらすぐ、彼の所へいくつもりだった。
 そう…あの変態の元へ。
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